「残業が多い」が直接の転職理由で大丈夫?面接で上手にPRするコツは?

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「残業が多い」が直接の転職理由で大丈夫?

「残業が多い」って転職理由だけでは、面接でダメかな?

そんな疑問にお答えします。

残業が多いことは転職理由の1つになりますが、「なぜ転職をしたいのですか?」という面接官の問いに、残業を強調するのは危険です。

仮に100時間を超える残業であれば理解してもらえる可能性はありますが、職場での協調性や耐久性に疑問を持たれるリスクも背負います。

面接ではできるだけ自分に不利になる情報は、避けておいた方が無難ですよ。

本記事では採用活動で面接官を務めたことがある筆者が、残業の多さを転職理由とする時の注意点や対策についてまとめました。

残業が多くて転職をしたいと考えている人は、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

残業が多いことを転職理由の全面に出すのは危険!

残業が多いことを転職理由の全面に出すのは危険!

なぜ、残業が多いことを転職理由の全面に出すのは危険になるのでしょうか。

残業が多いことを強調した転職理由のリスクについて、考えてみることにします。

面接官からの心象が悪くなる

面接時に「残業が多い」という理由だけを前面に出すと、新しい職場での協力性や耐久性に疑問を持たれるリスクが高まります。

特に20~30代の転職活動では、キャリアの築き方や成長意欲が評価されることが多いため、残業の問題だけを強調するのは危険です。

転職理由で残業を強調されると、ほかの魅力や強みが見えづらくなるんですよね。

そのため面接で転職理由を伝える際は、残業問題だけを強調し過ぎず、ポジティブな理由も織り交ぜておくことが重要です。

転職先でも同じ問題に直面するリスク

「残業が多い」という理由だけで転職を決意すると、転職先でも同じ問題に再び直面する可能性が高まります。

そもそも残業が全くない職場は絶対にありませんし、仮に残業問題が解決しても100点満点の職場なんてこの世にはあり得ないからです。

実際に筆者も残業120時間の会社から転職しましたが、次も深夜残業がありました。

企業文化や業務の効率性など残業の背景にある根本的な問題を理解しないと、次の職場に転職してもまた残業に苦しむこととなります。

本当に解決したい問題点が見えなくなる

残業が多い職場は、業務内容や人間関係など様々な要因と連動していることが多いです。

転職理由が「残業が多い」ことだけであれば、その他の重要な問題点やあなた自身のキャリアにおける真の望みが見えづらくなります。

確かに残業は嫌ですが、ご自身のキャリアパスをしっかり考えておくことが重要です。

残業だけに焦点を当て過ぎず、なぜ転職をしたいのか?将来どうなりたいのか?をしっかり考えておきましょう。

転職活動の面接を成功させるための3つのポイント

面接を成功させるための3つのポイント

仮に残業が多いことが転職理由の筆頭であったとしても、「残業が多い」という理由だけで転職活動を進めるのはやめましょう。

転職の成功を目指すためには、3つのポイントを意識することが重要です。

「残業が多い」以外の転職理由を練る

「残業が多い」という点だけに固執せず、ほかの転職理由をしっかりと練りましょう。

例えばスキルアップのための環境づくりだったり、仕事の内容や職場の雰囲気なども転職理由として考えることができます。

転職理由の構成は、前向きな理由が8割・後ろ向きが2割で作るといいですよ。

「残業が多い」以外の前向きな転職理由を加えることで、あなた自身をより面接官に理解させることができます。

自分のキャリアビジョンと理想の職場像を明確にする

残業が少ない職場を求めるだけではなく、将来像やキャリアビジョンをしっかりと考えることで、より適切な企業を見つけやすくなります。

あなたは転職後にどんな仕事がしたいのか?どんな風になりたいのか?を明確にし、それが達成できる企業に応募しましょう。

将来像やキャリアビジョンが明確なら、志望動機にも軸を持たせることができます。

さらに将来像やキャリアビジョンが明確であれば、面接官に対しても自信を持って発言ができるようになるでしょう。

面接官の反応を見ながら柔軟に対応する

面接では取り調べのように一方的にあなたの話をするのが正解なわけではなく、面接官とのコミュニケーションを意識しましょう。

面接官との関係が良好になってくれば、残業が多いことが転職理由とした場合でも、背景や具体例を挙げることで理解をしてもらえます。

マニュアル通りに対応しても、面接官は何人も見ているのですぐにわかります。

できるだけ本音で面接に挑めるよう、面接官とは終始良好な関係を築けるよう、コミュニケーションを意識することがおすすめです。

転職先選びで後悔しないための2つのポイント

後悔しないための2つのポイント

転職を考える際、多くの方が給与や職種、勤務地などの具体的な条件を重視します。

しかし働く上での満足度や継続的なモチベーションを保つためには、それらの要素だけではなく、企業の文化や雰囲気も非常に重要です。

残業時間に加えて、企業文化もチェック

残業が少ない会社を選ぶことは、ワークライフバランスを考える上で大切です。

しかしその背後の企業文化や働き方が自分に合わなければ、新しい職場での生活もストレスフルになりかねません。

1日の大半を仕事に使うので、やっぱりヤリガイや居心地の良さって大事です。

企業文化を確認するには転職エージェントの意見などを聞き、多角的に企業リサーチをすることが重要になってきます。

自己分析ツールを利用して自分の強みを見つける

転職活動における自己PRの大きなカギは、自分の強みや適性を正確に知ることです。

面接では「強み・弱み」を必ず確認されることになるので、自己分析ツールの利用は非常に有効な方法だと言えます。

転職サイトの自己分析ツールを利用すれば、無料で診断することができます。

自己分析ツールを活用し、ご自身のキャリアの方向性や価値観を再確認し、転職理由や面接時のアピールポイントとして活用しましょう。

まとめ

筆者が新卒だった頃にはワークライフバランスなどの言葉はなく、1日の勤務時間が24時間を超えることも度々ありました。

まだ20代だったとは言え、体力的に相当しんどい思い出しかありません。

もしこの記事を読んでくれたあなたも残業時間が多くて悩んでいるのであれば、転職活動で環境を変えることも1つの方法です。

ぜひ本記事を参考にして、あなた自身の人生を取り戻してもらえたらと思います。

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