仕事をしながら転職活動を進めることは、現職の業務をこなしつつ、面接などを進めていくことになるため、決して容易ではありません。
さらに、転職活動が現職にバレるかも?と不安を抱えながらの日々になるため、心身ともに大きなストレスを抱えることでしょう。
でも、次の職場が決まる前に退職するのは、将来を考えるとリスクが高すぎますよね?
そこで本記事では、仕事をしながら転職活動をする場合において、やってはいけない6つの過ちについて詳しく解説していきます。
仕事を続けたまま現職に迷惑をかけずに、希望する会社に転職をしたいと思う人は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
HIRO@営業課長
営業職一筋で20年以上働いている、中堅サラリーマンです。現在では営業課長として、新規顧客の開拓とメンバー教育に日々奮闘しています。本ブログでは、営業マンが抱える悩みや不安の解消法を発信し、少しでも営業が楽しいと思えるようなキッカケを提供していきます。
仕事をしながら転職活動をする時にやってはいけない6つの過ち
仕事をしながら転職活動を進める場合には、活動時間が限られているため慌ててしまい、思わぬ過ちを犯してしまうことがあります。
そして、過ちの影響度によっては転職活動に影響が出る以外にも、場合によっては現職での信頼を失うという原因にもなりかねません。
そのため、まずは仕事をしながら転職活動をする場合にやってはいけない6つの過ちについて、詳しく知っておきましょう。
会社のパソコンやスマホを利用する
仕事をしながら転職活動を進める際には、会社から支給されているパソコンやスマホを絶対に利用してはいけません。
会社のデバイスは通常、情報システム部によって監視されているため、どのサイトにアクセスしたかなどの履歴がすべて記録されています。
さらに、会社支給のデバイスを使って転職活動を行うことは、コンプライアンス違反と見なされ懲戒処分の対象となる可能性があります。
転職活動は必ず自分のデバイスを使い、会社の業務時間外に行いましょう。
同僚やSNSで転職活動中だと漏らす
転職活動をしていることを会社の同僚に漏らしたり、SNSで公開するのは、意図せずに大きなリスクを招いてしまう行為になるでしょう。
完全に信頼できると思っている同僚に転職活動の話をしてしまうと、その情報が思わぬところで漏れてしまうことも多々あります。
また、SNSも非常に危険で、匿名性が高いと思っていても思わぬところでバズってしまい、会社に転職活動がバレてしまう場合もあります。
そのため、転職活動をしていることは、会社の同僚に話したりSNSでの投稿は避けておいた方が無難と言えます。
準備不足のまま活動を始める
転職活動で内定を獲得するには、事前準備をしっかりと行うことが成功の鍵と言えます。
しかし、事前準備をしないまま転職活動を始めても、書類選考や面接での対応が不十分であることから、内定を獲得することはできません。
また、どんな業界や職種に転職したいのかも曖昧なままであるため、内定を獲得してもミスマッチな転職になってしまう可能性が高まります。
仕事をしながら転職活動を進める場合には、実際に企業に応募する前に職務経歴書や面接対策などを入念に準備することが重要です。
現職の仕事を疎かにする
仕事をしながら転職活動を行うと、勤務時間外でも仕事のことを考えているあまり、現職の仕事を疎かにしてしまう人がいます。
確かに、辞めてしまう会社でがんばっても意味がないよね?と思うでしょうが、まだ転職活動で内定を獲得できたわけではありません。
転職活動を経て現職の良さを再確認し、そのまま残るという選択肢も残っているわけです。
実際に私も転職活動で内定を獲得しましたが、結果的に現職に残ることを選びました。
そのため、転職を決意したとしても現職に残る可能性も考慮し、現職の仕事を疎かにしないことも重要です。
面接の予定を無計画に入れる
仕事をしながら転職活動を行う場合、面接のスケジュール調整が大きな課題となります。
無計画に面接を詰め込みすぎると、現職の業務と面接の予定がバッティングし、どちらにも悪影響を及ぼすことになります。
例えば、急な仕事の依頼や会議が入った場合、面接の予定を調整せざるを得なくなり、応募先企業に対して印象を悪くするリスクがあります。
また、無理に面接を詰め込むことで、大した面接対策や企業調査もできずに、本来のパフォーマンスが発揮できなくなるでしょう。
仕事をしながら転職活動を進める場合には、計画的に面接スケジュールを組み、業務とのバランスを保ちながら進めることが重要です。
無理のない範囲で面接の予定を入れ、余裕を持って転職活動に取り組みましょう。
現職の就業規則を確認しない
現職の就業規則を確認せずに転職活動を進めてしまうと、思わぬトラブルを招きます。
特に、競合他社への転職を検討している場合には、就業規則に記載されている「競業避止義務」などをしっかりと確認しておきましょう。
確認を怠ってしまった結果、転職後に法的な問題が発生することがあり、退職金の返納や訴訟に発展することも考えられます。
また、退職の際の手続きや有給休暇の消化についても、就業規則に従うことが求められます。
就業規則を事前に確認しておくことで、最終的には自分を守ることに繋がります。
内定獲得後に円満に退職手続きが進められるように、避けられるトラブルは事前に回避しておきましょう。
仕事をしながら転職活動をするメリット
仕事をしながら転職活動を行うことは、いくつかのメリットがあります。
転職活動を進める際に感じるプレッシャーや不安を軽減し、次のステップに向けた準備を万全に整えるためにも、これらのメリットを理解しておくことが大切です。
収入を得ながら転職活動ができる
仕事を続けながら転職活動を行う最大のメリットは、安定した収入を維持できることです。
転職活動には時間がかかる場合が多く、すぐに次の職場が見つからないことも考えられます。
その間、収入が途絶えてしまうと、生活費や貯金に大きな影響を与えることになり、冷静に転職先を探すことができなくなります。
しかし、仕事をしながら転職活動を進めていけば、収入が途絶えることがなく、安心して活動に取り組むことができます。
収入が確保されていれば、焦らず自分に合った職場をじっくりと探す余裕が生まれます。
ブランク期間なしで転職できる
転職活動が成功した場合、仕事をしながら転職を進めることで、ブランク期間なしで新しい職場に移ることができます。
キャリアにブランクが生じると、履歴書や面接でその期間について説明を求められることがあり、場合によってはマイナスの印象を与えることもあります。
ブランク期間がないことで、転職先の企業からも「仕事を続けながら前向きに次のキャリアを探していた」というポジティブな評価を受けやすくなります。
新しい職場でのスタートをスムーズに切るためにも、ブランク期間を作らないことは非常に重要と言えるでしょう。
現職を続ける選択肢も残せる
仕事をしながら転職活動を進めることで、現職に留まる選択肢も残しておくことができます。
転職活動を通じてキャリアや仕事に対する考え方が変わることもあり、結果として現職が最適な選択肢であると再認識する場合もあります。
また、新しい職場が見つかっても、実際に内定を受け取った後で現職と比較して再考することができるのも大きなメリットです。
現職を続けるか転職するかをじっくりと考える時間を持つことで、より後悔のない決断ができるでしょう。
仕事をしながら転職活動をするデメリット
仕事をしながら転職活動を行うことには多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解し、どのように対策を講じるかを考えておくことが、成功する転職活動の鍵となります。
ここでは、仕事を続けながら転職活動を進める際に直面しやすい3つのデメリットについて詳しく解説します。
転職活動の時間が取りづらい
仕事をしながら転職活動を行う最大の課題の1つは、時間の確保が難しくなることです。
通常の業務に加え、面接の準備や企業リサーチ、応募書類の作成など、転職活動には多くの時間を要します。
しかし、日々の仕事が忙しいと、転職活動に割ける時間が限られてしまうでしょう。
特に、残業が多い職場や突発的な業務が頻繁に発生する場合、転職活動に十分な時間を割くことができず、準備不足のまま面接に臨んでしまう可能性があります。
また、リラックスする時間も割かれてしますため、疲れが溜まりやすく集中力が低下することも気をつけなければなりません。
転職活動中は、業務の効率化やプライベートの時間管理を工夫することが重要です。
スケジュール調整が難しい
仕事を続けながら転職活動を進めると、面接などのスケジュール調整の難しさに直面します。
特に面接の日程が現職の業務と重なる場合、どちらを優先すべきか悩んでしまうでしょう。
また、急な会議や出張が入ると、面接日程を変更せざるを得ない状況になり、転職先企業の印象を悪くしてしまうリスクが高まります。
面接の日程は業務に支障がでないよう、余裕を持って調整することが大切です。
会社や上司にバレないか不安になる
仕事をしながら転職活動を進める際に、多くの人が抱える大きな不安の1つが「会社にバレないか」ということです。
転職活動が会社や上司に知られてしまうと、職場での立場が不安定になったり、評価を下られたりするでしょう。
この不安を抱えながら転職活動を続けることは精神的にも大きな負担となり、結果としてパフォーマンスを低下させる原因にもなります。
会社や上司にバレないようにするためには、転職活動の計画などに細心の注意を払う必要があります。
転職活動はできる限り業務時間外に行い、会社のデバイスは絶対に利用しないでください。
仕事をしながら転職活動を成功させる3つのポイント
仕事を続けながら転職活動を進めるには、限られた時間とリソースを効率的に使うことが求められます。
ここでは、転職活動を成功させるために重要な3つのポイントを紹介します。
このポイントを押さえることで現職に迷惑をかけることなく、スムーズに転職活動を実施できるようになるでしょう。
事前準備を徹底する
転職活動を成功させるためには、まず事前準備を徹底することが必要です。
仕事をしながらの転職活動では時間が限られているため、無駄なく効率的に進めることが求められます。
そのため、転職活動を始める前に履歴書や職務経歴書の作成、業界や企業のリサーチ、面接対策などを行っておきましょう。
特に職務経歴書の作成には時間がかかるので、転職活動を開始する前に作成してください。
また、どのような職種や業界に転職したいのかを明確にし、自分のスキルや経験がどのように活かせるかを整理しておくことで、応募先企業の選定もスムーズに進められます。
長期的な視点でキャリア設計をする
転職活動では短期的な視点にとらわれず、長期的なキャリア設計を考えることが重要です。
例えば、目先の給与や待遇だけで転職先を選ぶと、入社後に自分と全くマッチしていなかったと後悔する可能性があります。
自分のキャリアの方向性や将来どのようなポジションに就きたいのかをしっかりと見据えて、転職先を選定していきましょう。
入社後のことも考慮することで、長期的なビジョンで転職活動が進められます。
さらに、自分がどのようなスキルを磨き、どのような経験を積み重ねていくべきかを考えることで、転職先でのキャリアアップも見据えた計画を立てることができます。
転職エージェントを活用する
転職活動を成功させるために、転職エージェントの活用は非常に有効です。
転職エージェントは、非公開求人の紹介や面接対策、給与交渉のサポートなど、転職活動を全面的に支援してくれます。
特に、仕事を続けながら転職活動を進める際には時間が限られているため、効率的に進めるための強力なパートナーとなるでしょう。
キャリアアドバイザーと二人三脚で進められるので、自分だけでは得られない情報やサポートを受け取ることができます。
また、転職エージェントはあなたのスキルや経験に合った企業を紹介してくれるため、自分にぴったりの求人を見つけてくれます。
仕事をしながら転職活動をしている人におすすめのサービス
仕事を続けながら転職活動を進める際には、限られた時間の中で効率的に活動を進めることが求められるため、転職サービスを活用することが成功への近道となります。
ここでは、特に忙しいビジネスパーソンにおすすめの転職サービスを紹介します。
これらのサービスを利用することで転職活動の負担を軽減し、理想のキャリアステップを実現する手助けをしてくれます。
リクルートエージェント
サービス名 | リクルートエージェント |
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ジャンル | 転職エージェント |
求人数 | 約600,000件 |
会員数 | 約130万人 |
登録費用 | 無料 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
リクルートエージェントは、リクルートが提供する転職エージェントサービスで、国内最大級の求人数を誇ります。
他社転職エージェントと比べて非公開求人が多く、一般の転職サイトでは見つけられない有名企業などにもアプローチが可能です。
また、専門のキャリアアドバイザーが個別にサポートを行ってくれるため、職務経歴書の書き方や面接対策まで支援が受けられます。
リクルートの広範なネットワークを活かすことができるため企業とのマッチング精度も高く、キャリアアップを目指す40代にもおすすめです。
各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーと転職に挑めるので、とても心強いです。
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ビズリーチ
サービス名 | ビズリーチ |
ジャンル | ハイクラス転職 |
求人数 | 約256,000件 |
会員数 | 約200万人 |
登録費用 | 無料 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
TVCMでもお馴染みのビズリーチは、ハイクラス転職に特化した国内最大手の転職サイトです。
年収800万円以上の求人を数多く扱っており、一般的な転職サイトでは見かけない有名企業などの希少な求人も多数掲載されています。
また、職務経歴書を登録すれば、厳正な審査をクリアしたヘッドハンターと国内外の優良・成長企業から直接スカウトされることも‥。
会員登録に厳しい審査がありますが、40代で転職するならビズリーチの登録は必須ですね。
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※一部有料サービスが含まれています。
リクルートダイレクトスカウト
サービス名 | リクルートダイレクトスカウト
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ジャンル | ハイクラス転職 |
求人数 | 約256,000件 |
会員数 | 約50万人 |
登録費用 | 無料 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス転職に特化したリクルートのスカウト型転職サービスです。
ビズリーチ同様に、年収800万円以上の求人を多数取り扱っており、企業やヘッドハンターから直接スカウトを受け取ることができます。
リクルートの信頼性と広範なネットワークを活かし、40代でもキャリアアップを目指したい!という人におすすめの転職サービスです。
リクルートダイレクトスカウトは、すべてのサービスが無料で利用できます。
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40代男性におすすめの転職サービスを詳しく知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。
よくある質問(FAQ)
仕事をしながら転職活動を進める際には、さまざまな疑問や不安が生じることがあります。
ここでは、よく寄せられる質問に対して実践的なアドバイスをご紹介しますので、転職活動を成功させるためにぜひ参考にしてください。
仕事をしながらの転職活動は可能ですか?
はい、可能です。効率的な時間管理と適切な準備を行い、転職サービスを利用すれば、仕事を続けながらでも効果的に転職活動を進めることができます。
転職活動が会社にバレるのを防ぐ方法は?
転職活動は業務時間外に行い、会社のデバイスやネットワークは利用しないことが基本です。また、同僚やSNSでも話題にしないようにしましょう。
転職活動と現職のバランスを保つコツは?
スケジュールをしっかり管理し、面接や準備時間を事前に確保することが大切です。業務の効率化や体調管理も意識して、バランスを保ちましょう。
まとめ
仕事をしながら転職活動を進めることは、時間管理やスケジュール調整、会社にバレないようにするための注意が必要で、決して簡単なことではありません。
しかし、しっかりとした事前準備や長期的なキャリア設計、転職エージェントの活用など、適切な戦略を取ることで、現職に迷惑をかけることなく転職活動を成功させることができます。
最終的に大切なのは、焦らず自分に合った転職先を見つけることです。
仕事をしながら転職活動をする際のやってはいけない6つの過ちに細心の注意を払い、少しでも多くの方が理想の職場に出会い、充実したキャリアを築くことができるよう願っています。