営業職なら残業が多いのは当たり前?定時上がりを継続する方法を解説

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営業職なら残業が多いのは当たり前?

営業職は残業が多いのが当たり前と思われ、プライベートを犠牲にするのが美学と捉えられる傾向が強い職種です。

実際に営業職の平均残業時間は、1.79時間(月35.8時間)とも言われており、その他の職種と比べても長いことがわかります。
(参考:株式会社ジーニー 営業平均残業時間

筆者

しかし私の会社では、営業職でも残業時間が、月1時間未満に抑えられています。

そこで本記事では、営業職でも残業時間を減らすために、効率よく仕事を終わらせるための具体的な方法をご紹介していきます。

この記事がおすすめの人
  • 残業時間を少しでも短くしたい
  • ワークライフバランスを実現したい
  • 残業が少ない営業職を知りたい

以上のような悩みを解決したい人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

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目次

営業職の残業が多い理由

営業職の残業が当たり前となるのは、以下3つの理由を挙げることができます。

  • 担当業務の範囲が広すぎる
  • 顧客の都合で予定が崩れる
  • 日中に業務処理ができない

それぞれの理由について、詳しく解説していきます。

担当業務の範囲が広すぎる

営業職における残業が当たり前とされる主な理由の1つは、担当業務の範囲が非常に広範囲であることです。

営業担当者は顧客とのやり取りや契約締結だけでなく、提案書の作成、営業計画の策定、報告書の作成など多岐にわたる業務を行います。

営業職の主な業務内容
  • 販促活動や顧客開拓
  • 見積もり作成や契約交渉
  • 案件の進行状況の把握や調整
  • 顧客からの問い合わせやクレーム対応
  • アフターフォロー

これらはいずれも重要な営業プロセスであり、細かな作業を伴うものが多数あります。

例えば提案書作成では、顧客のニーズを把握し、自社製品/サービスの長所を分かりやすく説明する必要があり、専門的な知識とプレゼンテーション力が求められます。

また、契約交渉時には、条件のすり合わせや関係者の調整など、面倒な作業が生じます。

このように、営業職では担当業務の範囲が広範囲にわたるため、時間内で全ての業務をこなすのは難しく、残業が発生しがちなのです。

特に営業職は成果主義の職種でもあり、ノルマ達成のためにも時間を惜しむことなく業務に従事する必要があります。

顧客の都合で予定が崩れる

営業職は顧客の都合で、予定が大幅に変更になることも多々あります。

顧客の都合で予定が変わるケース
  • 商談時間の延長
  • アポイントのキャンセル
  • 訪問時間の変更

以上のように、顧客の事情で外回りのスケジュールが予期せず変わると、移動時間の無駄が生じ、本来の業務時間が削られてしまいます。

また、顧客都合で長時間の待ち時間が発生することもあり、業務処理のために残業が必要になる場合があります。

顧客対応が最優先のため、営業マンはそうした予期せぬ状況にも対応せざるを得ません。

日中に業務処理ができない

新規開拓や商談対応のため、外回りが中心となる営業職は、日中はほとんどオフィスにいないことがあります。

そのため、メール対応やデータ入力、資料作成など、オフィス内の業務がすべて時間外に対応することがほとんどです。

そのツケを回収するため、夜間や休日返上で遅くまでオフィスに残り、 営業職の残業が当たり前という環境が生まれてしまいます。

また、売上を上げるために仕事を取ってくれば来るほど、残業時間が増えてしまうという悪循環に陥っている側面もあります。

営業職の残業が当たり前にならないための対策

営業職での残業は避けられないものの、適切な対策を講じることで残業時間を最小限に抑えることができます。

  • オンラインツールを活用する
  • 外出先でも業務ができるようにする
  • タスクに優先順位を設ける

それぞれについて解説していきます。

オンラインツールを活用する

対面のみならず、オンライン商談を併用することで移動時間を大幅に削減できます。

顧客の状況にもよりますが、Web会議システムを使えば、遠隔地の顧客とも効率的に打ち合わせができるようになります。

リアルな対話が不可欠な場面もありますが、単なる進捗確認や説明程度なら、オンラインでの商談で済ませても良いでしょう。

実際に私もオンラインでの打ち合わせを活用したことで、移動時間の削減はもとより、商談回数を今まで以上に増やすことができました。

外出先でも業務ができるようにする

クラウドサービスやモバイルツールを上手く活用すれば、オフィス外でも効率的に業務処理ができるようになります。

アポとアポとの待ち時間でも業務処理が可能になるため、オフィスに戻ってから夜遅くまで作業する必要がなくなります。

筆者

ただし、セキュリティ対策は必ず実施しておきましょう。

私も実際に外出先での時間の使い方を改善してみたところ、大幅に残業時間を削減することができました。

タスクに優先順位を設ける

多くの営業職が、多忙を理由に業務の優先順位を付けていないのが実情です。

しかし、重要なタスクに注力するために順位を決めることは重要なスキルです。

締切や重要度、難易度の高さなどを基準に優先順位を決め、集中的に取り組むことで、残業を減らせる可能性が高まります。

また、優先順位がついていないと、締切ギリギリになってから取り掛かるなど、無駄な時間を使ってしまいがちです。

実際に私もタスク整理をキチンとやり始めてからは、メリハリをつけた仕事ができるようになり、残業時間がほとんどなくなりました。

どうしても残業が減らない場合

営業職において様々な工夫をしても残業時間が減らない場合は、より根本的な対策が必要になります。

  • 業務効率を上げる
  • 上司や会社に相談する
  • 残業が少ない業界に転職をする

それぞれについて、解説していきます。

業務効率を上げる

業務効率を上げることで、基本的な対策を講じても残業が減らない場合でも、残業時間の削減が期待できます。

ITツールの活用や業務の棚卸し、ルーティンワークの見直しなどにより、生産性を高めることができるでしょう。

例えば、メール応対などでは文章の書き方やフォーマットを工夫し、テンプレート化しておくなどの対策が可能です。

また、顧客管理システムを導入すれば、顧客情報の共有・活用が容易になり、営業活動の質が向上します。

このように、業務のやり方そのものを改善することで、残業時間の大幅な削減を実現できる可能性があります。

上司や会社に相談する

残業が多すぎて健康面や仕事の質の低下が懸念される場合は、遠慮なく上司や人事部門に相談しましょう。

会社側も長時間残業を極力避けたいという思いから、業務分担の見直しや人員の増員など、適切な措置が取られるかもしれません。

筆者

1人で抱え込んでも、良いことはありませんからね。

慢性的な残業が続いているようであれば、会社と協力し合って残業削減に取り組みましょう。

残業が少ない業界に転職をする

どうしても営業職の残業から逃れられない場合には、最終的には業種や職種を変えることも検討する必要があります。

営業職で残業が当たり前とされがちですが、私のように残業が少ない業界や職種に転職することで、プライベートの時間が確保できます。

筆者

実際に営業職でも、残業がほとんどない業界もあります。

転職にはそれなりの労力を費やすことになりますが、残業が当たり前の環境を変えたいなら、違う会社も検討してみるべきでしょう。

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よくある質問

営業職の残業時間を減らす際に、よくある質問についてまとめました。

タスクの優先順位の決め方は?

期日と重要度を考慮し、タスクの優先順位を決めましょう。

また、期日と重要度の低いタスクに関しては、内勤スタッフに依頼するなどして業務量を減らしましょう。

移動時間を活用する方法は?

電車移動であれば、メール返信や情報収集、読書の時間に充てられます。

車移動であれば、kindleなどの音声コンテンツが利用できます。

休日や時間外の電話対応はどうすればいい?

休日や時間外であれば、基本的に電話の対応をする必要はありません。

ただし、どうしても対応が必要な場合には、対応時間を記録しておき、残業時間に加える必要があります。

まとめ

営業職における残業は、当たり前だと言われつつも様々な対策を講じることで、残業時間を最小限に抑えることができます。

  • オンラインツールの活用
  • 外出先での業務効率化
  • タスクの優先順位付け
  • 業務効率化のための見直しと改善
  • 上司・会社への残業実態の相談
  • 残業の少ない職種への転職検討

まずは自分に合った方法から実践し、継続的に残業削減に取り組んでみましょう。

残業時間の改善は、一朝一夕に行くものではありませんが、まずは「営業職は残業が当たり前」という概念を取っ払っていきましょう。

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