ストレスがやばいので、もう営業職を続けるのは限界かな…。
こんなことを思ったことはありませんか？
営業職では、ノルマのプレッシャーや顧客対応、上司や同僚との人間関係など、あらゆるストレスにさらされる仕事です。
特に新規開拓がメインの営業職では断られるたびに心が削られ、「自分は営業職には向いてないのかも…」と悩む人も少なくありません。
でも実は、営業職が抱えるストレスは、考え方や仕事のやり方次第で、案外コントロールができてしまうものです。
本記事では、営業のストレスが「やばい！」と感じる原因を整理し、限界を迎える前に試して欲しい7つの対策をご紹介していきます。
本記事を読めば、営業のストレスを克服することができ、営業マンとして飛躍的に成長できるヒントをつかむことができます。
営業職のストレスがやばいと感じる主な原因
営業職はヤリガイを感じやすい仕事でもありますが、それ以上にストレスを感じやすい仕事だとも言えます。
その理由は「数字＝評価」につながるシビアな評価制度や顧客対応、社内の人間関係などで、多くのストレスがかかるからです。
そこで、多くの営業マンが「営業職はストレスがやばい…」を感じる3つの原因について解説していきます。
売上目標を必ず達成させる必要がある
営業職では、ノルマや売上目標の達成が必須とされています。
ノルマや売上目標が達成できるかどうかであなたの評価が決まり、未達成の状況が続くとボーナスや昇進にも大きな影響を与えます。
会社の上司おいっ！今月の目標まで、まだ〇〇件足らないぞ‼
営業マンはい！がんばります‼（とは言ったものの、もう限界だよ…）
このように、会社や上司から常にプレッシャーをかけられている状態のため、営業職はストレスが溜まりやすい職種だと言えます。
理不尽な顧客にも対応する必要がある
営業職では、例え理不尽と思える場合でも、顧客対応を投げ出すことができません。
時間外や休日にも電話がかかってくれば対応せざるを得ませんし、特にクレームが発生した際には相当なストレスが溜まることでしょう。
得意先聞いていた話と違う！損害を被ったので、賠償金を支払え‼
営業マン申し訳ございません！すぐに代替品を納品します‼（発注書の通りに納品したんだけど…）
このように、理不尽な顧客の要求にも冷静な対応が求められるため、営業職はストレスが溜まりやすい仕事と言われています。
人間関係のしがらみが鬱陶しい
営業職は、社外の顧客だけではなく、社内の人間関係にも気を配る必要があります。
上司や同僚とのチームワークを重んじなければならないため、時に自分の意思と反することも受け入れる必要があるでしょう。
会社の上司今月は新規開拓を強化する！最低でも1日10件は飛び込み訪問をするように‼
営業マン1社でも多く提案ができるようにします‼（今さら飛び込み訪問なんて受け入れてくれないよ…）
また、突発案件が発生した際には、間接部門から「こんな短納期でできると思ってんの？」など嫌味を言われることも多く、せっかく仕事を取ってきたのに‼と思ってしまうことも…。
営業職の中には、社外よりも社内の人間関係の方が「ストレスがやばい！」と思っている人も少なくありません。
営業のストレスがやばい時に試したい7つの解消法
営業職でいる限り、ストレスを感じることから逃げることができません。しかし、ストレスと上手に向き合うことで、精神的な負担を軽減させることは可能です。
ここでは、営業職のストレスを緩和するための7つの解消法をご紹介していきます。
ノルマや売上目標の考え方を変える
営業職は、「ノルマや売上目標を達成しなければ、上司からのプレッシャーがやばい！」という状況に陥ります。
しかし、常に100%以上の結果を出し続けられる人は、ほとんどいないでしょう。
そのため、「売上目標はあくまでも指標」であると考え、数字に縛られ過ぎずに「数字を達成するためには、自分のどこを成長させるべきか？」と考え方を変えてみましょう。
また、「小さな成功を積み重ねる」ことも効果的で、例えば「今日は3件のお客様に訪問する」といった小さな目標を設定し達成することで、自己肯定感を上げていくことができます。
長期的に見れば、小さな成功体験の積み重ねが「大きな成果」に繋がっていきます。
営業職のノルマがきついと感じているなら、こちらの記事で安定して売上を達成する5つの方法を確認してみてください。
営業スキルを向上させる
営業職のストレスは、営業スキルを磨くことで軽減できる場合があります。
例えば、「いつも商談が上手くいなない」「他社とのプレゼンでいつも負けてしまう」と言った悩みは、営業のやり方を改善することで解決できるケースも少なくありません。
商談・プレゼンが上手くいくコツ
- 商談時に商品PRが中心になっている
→ お客様のニーズをヒアリングする - 商談の時に提案以外に話すネタがない
→ お客様の業界情報を把握しておく - いつも競合他社に負けてしまう
→ 会話の中から他社の情報を探る
また、トップ営業マンの多くは「10回の提案で1件契約できればOK」というスタンスで仕事をしており、断られる＝失敗ではなく、「次の成約に繋がるステップ」と考えています。
そのため、残念ながら失注になってしまった場合には、次の切り口で改善点を見つけていくことが重要になります。
- お客様のニーズと合っているか
- 提案のタイミングは良かったか
- 自社のメリットを伝えられたか
失注した原因を調べ、改善点を次に活かすことで、成約率も徐々に上がっていき、仕事が取れないというストレスも減っていきます。
押し売り営業ではなく、お客様のニーズに応えるスキルを身に付けていきましょう。
相談できる仲間を見つける
営業職は個人戦が基本ですが、1人で抱え込み過ぎるとストレスが倍増します。
ノルマや売上目標のプレッシャーだったり、顧客対応の悩みを誰にも相談できないと、ストレスで精神が病んでしまうことも…。
そこで大切なのが「信頼できる相談相手を見つけること」が、営業職のストレスを緩和させるための1つの対策です。
「営業のストレスがやばい！」と感じたら、まずは上司や同じ営業職の同僚に相談するだけでも、気持ちを軽くすることができます。
また、「上司や同僚には相談しづらい…」という場合には、友人に話を聞いてもらったり、SNSで同じ悩みを抱えている人と繋がることで、ストレスを発散することができるでしょう。
愚痴を吐き出すことも、営業職には必要なことです。
仕事とプライベートを分ける
営業職の仕事は、仕事が終わった終業後でも、頭から離れにくいものです。
「明日のアポ、1件もない…」「明日の商談は、上手くいくかな…」などを考えてしまい、プライベートの時間でも仕事のストレスを感じてしまう場合があります。
そこで、仕事とプライベートのオン/オフを明確に切り替えるために、次の習慣を取り入れてみてはいかがでしょう。
リラックスできるルーティンを作る
- 仕事帰りにお気に入りのカフェに寄る
- 寝る前にリラックスできる音楽を聴く
- 軽い運動をしてリフレッシュする
休日は仕事のことを考えない
- 仕事用のスマホやメールを見ない
- 趣味や家族の時間を大切にする
- 旅行や買い物で気分転換をする
リラックスできる時間をしっかり確保することで、ストレスが一旦リセットされ、次の日も前向きに仕事に取り組めるようになります。
成果を上げている営業マンほど、オンとオフをハッキリ分けています。
営業職は休日であるはずの土日でも電話に出なきゃいけないの？と悩んでいるなら、こちらの記事で対策を考えてみましょう。
身体を動かしてリフレッシュする
長時間のデスクワークや外回りでの移動、プレッシャーによる精神的な緊張が続くことで、身体がこわばり疲れが溜まりやすくなります。
そこで、適度な運動を取り入れることで、仕事のストレスを軽減し、心身の健康のバランスを保つことができます。
運動には、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌を抑え、幸福感を高める「エンドルフィン」や「セロトニン」を増やす効果があります。
また、体を動かすことで血行が良くなり、肩こりや腰痛といった身体の不調を軽減させる効果にも期待できます。
おすすめの運動
- 出勤前や退勤後に軽いストレッチ
- エレベーターではなく階段を利用する
- ランチ後に10分程度の散歩をする
- 週末にランニングを取り入れる
1日10分程度の軽い運動でも、ストレス軽減には十分な効果がありますよ。
ストレスの原因を書き出す
営業職のストレスは感じていながらも、「何が原因でこんなにやばいのかわからない…」という場合もあります。
特に疲れ切った状態で頭の中がモヤモヤしていると、解決策がわからないまま余計にストレスを溜め込んでしまうことにもなります。
そんな時は一度立ち止まって、ストレスの要因であろう事例を紙に書き出してみましょう。
- 教の仕事でしんどかったこと
- なぜそれがストレスに感じたのか
- どうすれば少しでも楽になれるのか
紙に書き出すことで、「何がストレスになのか」「どうすれば解決できるのか」が整理できるため、気持ちをスッキリさせることができます。
紙に書き出すのは「ジャーナリング」と呼ばれる手法で、思考を整理し感情を客観的に捉えるのに効果的な手段です。
紙に書き出すのが面倒ならば、あなたのストレス要因を確認できる「ミイダスのコンピテンシー診断」を受けてみるのも良いでしょう。
ミイダスのコンピテンシー診断について詳しく知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。
転職で環境を変えるのも1つの手段
営業のストレスがやばい！と感じる理由の1つに、あなたと職場のミスマッチが起きている可能性もあります。
会社の方針や職場の雰囲気、仕事内容があなたに合っていない場合には、どれだけ工夫をしてもストレスを軽減させることができません。
もし、「今の会社のやり方が合わない！」「自分には営業職が合わない！」と感じているなら、転職をして環境を変える必要があるでしょう。
- ノルマのプレッシャーから解放されたい！
→ ルート営業や提案型営業に転職をする - もっと市場に評価される商品を作りたい！
→ マーケティング職に転職する - 営業マンのサポート業務をしたい！
→ 事務職や営業アシスタントに転職する
転職は「逃げ」ではなく、よりあなたに合った環境を探すための前向きな選択肢です。
「今の職場でがんばるべきか、それとも転職するべきか…」と悩んでいるなら、転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。
よくある質問（FAQ）
営業職でストレスが限界のサインは？
仕事のやる気が出ない、営業職に興味がなくなった、空虚感に包まれるなどの症状があります。ストレスが限界を迎える前に、有給休暇を利用するなどして身体を休めてください。
営業のストレスを減らすためにできることは？
まずは、営業職の何にストレスに感じているかを明確にしましょう。ストレスを感じている要因を紙に書き出したり、無料の診断テストを利用するのも1つの手です。
ノルマのプレッシャーに押しつぶされそうなとき、どうすればいい？
数字に捉われ過ぎない、回りと自分を比較しない。と考え方を改めましょう。ノルマに追われるのではなく、目標達成までに自分の足らないスキルをブラッシュアップしてください。
顧客対応でストレスを感じにくくする方法はある？
普段からお客様との信頼関係を築くことが大切です。お客様のニーズをヒアリングし、お困りごとを解決することで、信頼関係を構築することができます。
上司や同僚との人間関係がストレスになったら？
上司や同僚に過度な期待をせず、あくまでも仕事をする上での協力関係者であると割り切ることも必要です。また、会社の飲み会などで、本音を言える関係を築くことも重要です。
まとめ
営業職は非常にストレスが多い職種ですが、適切な対策を取れば軽減できます。
「ノルマのプレッシャー」「顧客対応」「人間関係」などの主な原因とストレスを減らすための7つの対策をご紹介しました。
- ノルマや売上目標の考え方を変える
- 営業スキルを向上させる
- 相談できる仲間を見つける
- 仕事とプライベートを分ける
- 身体を動かしてリフレッシュする
- ストレスの原因を書き出す
- 転職で環境を変えるのも1つの手段
大切なのは、「自分に合ったストレス解消法を見つけること」です。
ストレスがやばい！と感じることの多い営業職ですが、あなたが少しでも楽に働けるよう、この記事が役立つことを願っています！