
企業に応募しても、いつも書類選考で落とされちゃう。
何か良い対策はないの?
本記事を読めば、そんな疑問が解決します。
転職活動においての第一関門であり、数多くの応募者が散っていく書類選考。
書類選考が通過できなければ、面接の機会も与えられないため、志望動機や自己PRを直接伝えることもできません。



面接で落とされたなら納得できるけど、書類選考で落とされても納得できないよね。
そんな転職活動の書類選考で苦しむあなたに向けて、無料の自己診断ツールをご紹介します。
- 効果的な自己分析ツール
- 自己診断ツールの使い方
- 自己分析ツールの注意点
自己診断ツールを効果的に活用できれば、書類選考の通過率が上がることに加えて、面接対策にも繋げることが可能です。


営業一筋20年のサラリーマンです。
月100時間を超える残業や、徹夜ありきの仕事にウンザリし、2度の転職を経験。
本ブログでは営業マン向けに、仕事や転職の悩みを解決する方法を発信します。
転職活動に効果的な自己分析ツール


転職活動をしている人向けの自己診断ツールは数多くありますが、その中でも特に効果的な3つのツールをご紹介します。
- コンピテンシー診断
- グッドポイント診断
- バイアス診断ゲーム
コンピテンシー診断
まず1番におすすめしたい転職活動に効果的な自己分析ツールは、ミイダスが提供する「コンピテンシー診断」です。
提供会社 | ミイダス |
診断料 | 無料 |
問題数 | 162問 |
所要時間 | 約35分 |
診断結果 | 即時 |
- マネジメント資質
- パーソナリティの特徴
- 職務適性
- 上下関係適性
- ストレス要因
中でも職務適性の診断結果では、適性が高い職種・低い職種が判断できるので、転職活動の企業選びに基準を設けることができます。
さらに、マネジメント資質やパーソナリティの特徴の診断結果を参考にして、志望動機や自己PRを作成することも可能です。
コンピテンシー診断の結果





HRアワード2019の人事・採用部門で、最優秀賞を受賞した自己診断ツールです。


グッドポイント診断
次におすすめしたい転職活動に効果的な自己分析ツールは、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」です。
提供会社 | リクルート |
診断料 | 無料 |
問題数 | 293問 |
所要時間 | 約30分 |
診断結果 | 即時 |
グッドポイント診断では、以下18種類の特徴から、あなたの5つの強みが導き出されます。
親密性 | 現実思考 | 慎重性 |
冷静沈着 | 自己信頼 | 俊敏性 |
受容力 | バランス | 継続力 |
決断力 | 社交性 | 挑戦心 |
悠然 | 高揚性 | 感受性 |
柔軟性 | 自立 | 独創性 |
導き出された5つの強みには、それぞれにエピソードが付いてくるので、それをそのまま自己PRに転用することも可能です。
職務経歴書の作成や面接対策に、グッドポイント診断の結果を活用していきましょう。
グッドポイント診断の結果





リクルートが持つ独自のノウハウが詰まった、転職活動向けの自己分析ツールです。


バイアス診断ゲーム
最後におすすめの自己診断ツールは、ミイダスの「バイアス診断ゲーム」です。
提供会社 | ミイダス |
診断料 | 無料 |
問題数 | 105問 |
所要時間 | 約20分×2 |
診断結果 | 即時 |
バイアス診断ゲームでは、認知バイアスと呼ばれる思考のクセ・先入観の強さが数値化される自己診断ツールです。
バイアス診断ゲームの結果では、あなたが意思決定の場面で影響を受けやすい状況や環境がわかり、認知バイアスをコントロールするためのアドバイスがもらえます。
特に管理職での転職を目指す人におすすめの自己分析ツールと言え、難易度は高く頭を使うゲームですが、受けておいて損はありません。
バイアス診断ゲームの結果





合理的な判断ができるようになりたい人におすすめです。


転職活動で効果的に自己分析ツールを活用する方法


転職活動において、自己分析ツールを効果的に活用する方法をご紹介していきます。
スキル・キャリアの棚卸しに利用する
転職活動では、自分が持っているスキルやこれまでのキャリアを振り返り、棚卸しをすることが求められます。
棚卸しをした結果から、自分は転職先で何ができるのか?何をしたいのか?を考えることで、転職先に求める条件が定まります。



コンピテンシー診断の職務適性の結果が活用できそうだ。
転職活動では内定をもらうことだけに比重を置いてしまいがちですが、本当に大切なのは入社後に活躍できる人材だと感じてもらうこと。
転職先で活躍ができれば、仕事にやりがいを感じられるようになり、あなた自身もイキイキ仕事に取り組むことができるはずです。
転職活動を進める前に自己分析ツールを一通りやっておくことで、持っているスキルやこれまでのキャリアの棚卸しに役立ちます。
志望動機に結び付ける
職務経歴書の作成や面接対策では、応募する企業への志望動機を明確にする必要があります。
しかし単純に「応募する企業の仕事がしたい」だけでは、書類選考や面接をパスすることは難しいでしょう。
- 志望動機その1
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貴社商品に将来性を感じ、スキルアップのために入社したいと感じた。
- 志望動機その2
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貴社商品には顧客の〇〇という課題を解決することができ、これまでの法人営業の経験を活かして、新規市場への開拓も可能だと感じた。



あなたが面接官だったら、どっちを採用しますか?
志望動機その1では入社をしたい理由が浅く、応募者のスキルも伝わりません。
対する志望動機その2では、入社したい理由が明確で、自分のスキルをどう活用していくのかが明確です。



なるほど!
入社したい理由とできることを明確にして、志望動機を考える必要があるんだな。
志望動機では、企業の商品・サービスとこれまでのあなたの経験や特徴を結び付けることで、より説得力を高めることができます。
自分の強みの裏付けに活用する
あなたの強みはなんですか?
この質問の回答にも、自己分析ツールの診断結果が利用できます。
志望動機と同様に、単純に「私の強みは〇〇です!」と伝えたところで、本当かよ?面接向けの回答だろ?と思われてしまいます。
しかし自分の強みにエピソードを追加することで、より説得力を持たせることができ、あなたの人柄を伝えることができるでしょう。
- 自己PRその1
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私は、自立心と挑戦心を持っていることが強みです。
- 自己PRその2
-
私の強みは、自立心と挑戦心です。
これまでどんなことでも主体的に行動し、困難な課題でも積極的に立ち向かい、解決してきました。



確かにエピソードがあるだけで、その人がどんな人柄なのかも伝わりやすいな。
さらに志望動機と自己PRを紐づければ、発言内容に一貫性が出てくるので、採用担当者により強い印象を残すことができます。
【 志望動機と自己PRの例 】
貴社に応募させていただいた理由は、商品〇〇が顧客が抱える〇〇という課題を解決できると感じたためです。
また、私には法人営業で〇年培った経験があり、自ら率先して新規開拓も実施してきました。
貴社に入社した暁には、既存顧客とあわせて、新規開拓にも力を注いでいきたいと考えております。
転職活動で自己分析ツールを利用するときの注意点


最後に転職活動で自己診断ツールを利用する時の注意事項もご紹介しておきます。
1度受けたら再試験はできない
今回ご紹介した3つの自己分析ツールは、1度診断を終えてしまうと再試験はできません。
1度であなた本来の特徴を分析するため、質問には直感的に回答するのがおすすめです。



自分をよく見せようとせず、ありのままに答えていくことが大事なんだな。
すべての項目を鵜呑みにしない
自己分析ツールは、質問の回答内容と統計データから、あなたの特徴を分析しています。
そのため、診断結果のすべてを盲目に信じすぎてしまうのも危険と言えます。



あくまでも職務経歴書や面接対策の参考にするくらいがちょうどいいのかもね。
自己診断ツールの診断結果で、自分でも納得できる項目を利用して、あなただけの自己PRを作り上げていきましょう。
転職エージェントに添削してもらう
自己分析ツールの診断結果を参考にして作り上げた職務経歴書は、転職エージェントに必ず添削の依頼をしましょう。
転職エージェントは転職支援を受ける前に、必ず担当者との面談が行われます。
その際に転職エージェントに職務経歴書の添削をしてもらうことで、企業に刺さる職務経歴書にブラッシュアップすることができます。



転職のプロに添削をしてもらえるのは、とても心強いな。
職務経歴書はあなたを売り込むための資料になるので、よりあなたの強みが伝わるように、何度も修正を加えていくことが重要です。



転職エージェントの活用方法などは、こちらの記事に詳しくまとめました。


まとめ
転職活動に効果的な自己分析ツールとその使い方についてご紹介しました。
- コンピテンシー診断
- グッドポイント診断
- バイアス診断ゲーム
今回ご紹介した自己分析ツールは、転職サイトが運営しているので、診断結果がそのまま転職活動に応用することが可能です。
それぞれの転職サイトに登録する手間はありますが、すべて無料なのも嬉しいですよね。
- 自分の強みがよくわからない
- 書類選考でいつも落とされる
- 面接だと上手く喋れない
こんな悩みを抱えているなら、転職活動に効果的な自己診断ツールをぜひお試しください。